2013年1月14日月曜日

レーザーカッター最新動向


レーザーカッターは、CO2レーザーにより物体の切断等をおこなう装置である。通常100万円以上するが、最近では100万を切る価格帯のレーザーカッターが販売されはじめている。また、オープンソースのレーザーカッタープロジェクト Laseraurの(http://labs.nortd.com/lasersaur/)などにより、今後パーソナルレーザーカッターの価格が劇的に安くなってくるものと予想されている。

レーザーカッターの構造

レーザーカッターは、CO2 レーザーチューブでレーザーを発生させ、ミラーを通して切断面まで反射し、最後にFocus Lensでピントを絞って物体に照射する。CO2レーザーのCO2レーザーチューブでは、He, Co2, N2をチューブに吸入し、反対側からバキュームする。CO2レーザーチューブを冷やすために、水を循環させ温度上昇を防ぐ仕組みになっている。

CO2レーザーチューブの実物は下記の通りである。中華製レーザーカッターはコスト面でかなりリーズナブルながら、下記のようなむき出し型のCO2レーザーチューブが使われている事が多い。

中国製のCO2レーザーチューブ

米国製のCO2レーザーチューブ

実際にレーザチューブでレーザーを照射しているサンプル動画が下記である。



大手レーザーカッターメーカー

大手レーザーカッターメーカーは多数存在している。出荷台数があまり大きくない市場なために、レーザーカッターの販売ターゲットは、産業用になっている。そのため、価格が非常に高価になっている。

Epilog


http://www.epiloglaser.com/
米国のメーカー。

商品名 出力 サイズ 米国価格
Zing 16 Laser 30W 406×305mm 約$7,995
Zing 24 Laser 40W 610×457mm 約$11,995
Mini 24 35W 610x305mm 約$17,000
Mini 24 40W 610×457mm 約$18,500
Mini 24 45W 610×457mm 約$20,000
Helix 24 35W 610×457mm 約$21,000
Helix 24 40W 610×457mm 約$22,500
Helix 24 45W 610×457mm 約$24,000
Helix 24 60W 610×457mm 約$27,000
Helix 24 75W 610×457mm 約$31,000
Legend 36EXT 60W 914×610mm 約$31,000
Legend 36EXT 75W 914×610mm 約$33,000


Universal Laser Systems


http://www.ulsinc.com/
米国のメーカー。

商品名 出力 サイズ 米国価格
VLS2.30 30W 406×304mm 約$15,000
VLS3.50 50W 609x302mm 約$17,000
VLS3.60 60W 609x302mm 約$20,000
VLS4.60 60W 609x457mm 約$23,000
PLS6 150D 75W 812x457mm 約$42,000
PLS6MW 75W 812×457mm 約$55,000
ULS ILS12.75 75W 1,219×609mm 約$66,000

trotec

オーストリアのメーカー。

商品名 出力 サイズ 米国価格
Rayjet30W457×305mm約$9,000
Speedy 10012W-60W600x300mm約$11,500-$19,000
Speedy 30012W-105W736x431mm約$19,995-$50,000
Speedy 50060W-105W1244x711mm約$58,995-$110,000
台湾のメーカー。

商品名 出力 サイズ 価格
LaserPro C180S12W460x305mm約$8,500
LaserPro C18030W460x305mm約$12,300
LaserPro Spirit40W640×460mm約$21,000
LaserPro Spirit GX30W640×460mm約$28,000
LaserPro Spirit GX 40W 640×460mm 約$30,000
LaserPro S290 20W 735×460mm 約$45,000

LLC
http://www.laserlife.com.tw/
台湾のメーカー。

大族激光

http://www.hanslaser.com/
http://www.ymlaser.com/
中国のメーカー。

新興レーザーカッター

最近では、個人向けレーザーカッターを販売する業者もあらわれている。また、レーザーカッターをオープンソースで開発するプロジェクトも開始されている。出荷台数がある程度見込めるために、今後はレーザーカッターの価格帯が産業用から個人向けにシフトしてくるものと思われる。

Oh-Leaser

製品名出力サイズ価格
Hajime30W500x300mm398,000円

Full Spectrum LASER
http://fslaser.com/

製品名出力サイズ価格
CO2 Hobby Laser40W500x300mm$3,499

Lasersaur(オープンソースハード)

http://labs.nortd.com/lasersaur/


BlackTooth
1500ドル程度でのLaserCutのKit販売を予定している。
http://buildyourcnc.com/blackToothLaserCutterAndEngraver.aspx

CO2レーザーチューブ

CO2レーザーチューブは、欧米はボックス型になっており、中華系はむき出しになっている。中華系のレーザーカッターが安価に開発できている理由には、内部的なパーツ構成や安全機能等に差がある可能性が高い。

Synrad Pulstar P100
Coherent DIAMOND E-Series

Coherent DIAMOND GEM-Series

Epilog Waveguide Laser Tube

Reci Laser RECI

まとめ

レーザーカッターはまだ、産業用が主流になっており非常に高価である。昨今のMakers Movementにより、個人向けレーザーカッター市場が開拓されつつあり、今後は産業用の価格帯から個人向けの価格帯にシフトしていくものと思われる。

3D Printer同様、今後は個人向けのレーザーカッターとデータシェアサービスに大きな需要が発生するものと予想できる。2013年は、個人がレーザーカッターに挑戦する元年になるだろう。

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