2013年1月27日日曜日

中華レーザーカッターが届いた(重量:300kg)


昨日、待ちに待った中華レーザーが届いた。
2012年11月にAliexpress経由で業者を見つけて、「90cmx60cmのサイズで10mmのベニア板の切れる機械」という条件で注文した。

組み立てには、約1ヶ月かかり、中国から日本への郵送に2週間程度かかった。新潟港に船で下ろされ、手続きに1週間程度かかった。送られてきた書類には「重量:300kg」と書かれていたが、「90cmx60cmのサイズで10mmのベニア板の切れる機械」と注文したものが、なんで300kgにもなったのかうまく理解できず、軽い気持ちで荷物の到着をまっていた。

300kgもの大きな箱を会社の中にいれる事もできず業者の人も玄関前に荷物を置いて、そのまま帰ってしまったので、とりあえず会社の外で箱を分解し、搬入する事にした。


搬入してみて、早速眺めてみると、とにかく巨大だ。レーザー加工が可能な作業部分が90cmx60cmしかないのに、その2倍近い大きさになっている。「90cmx60cmのサイズで10mmのベニア板の切れる機械」は、自分一人で運べるものと思っていただけに、驚きと同時に、なんだかもの凄い得した気分になった(^^;


ある程度、予想はしていたものの、やはり完成品ではなく、自分で組み立てる仕組みになっていた。しかも、説明書なんてものはついていない。中国の販売工場に問合せしたら、紙ペラが送られてきて、「これみて作ってね」と言われたが、どこにも組み立てる方法の記述はない。


しょうがないので、Web上の写真などを参考に見よう見まねで組み立ててみた。CO2レーザーチューブは、RECI社の125Wを使用。


22mmの高さにあわせて(多分)、アノードとカソードをそれぞれ接続。水冷式ゆえ、水を循環させるために、Water-InとWater-Outも接続。



排気用の送風機も装着。


冷却装置に、Water-InとWater-Outを接続


エアーポンプも接続


これで、組み立ては完了。

今度は、制御用PCの調整。今回届いたレーザーは、Controllerには、Leetro社のMPC6516を使用。PCとレーザーカッターはUSBで接続する。


制御用のアプリケーションは、LaserCut5.3。LaserCutを起動するには、ドングルをPCにさす必要がある。




これで完成! と思いきや、160V以上の電源が必要らしい。ひとまず、トランスが必要そうなので、起動は次回とし、レーザーカッターの中身を調査。

電送部

電送系は汎用化されており、各社のWebで最新の情報が入手できるようになっている。


  • コントローラ: Leetro MPC6516 
  • モーターコントローラ: Leadshine 3ND583 
  • ミニサーキットブレーカ: Delixi DZ47-63 
  • 電源: GY400W-40-A


MPC6516
3ND583
DZ47-63
電源 

加工部


加工部分は、90cm x 60cmのサイズ。下にかすが溜まり、奥の小さい穴から排気する。

レーザー部
CO2レーザーはRECI社製。


コントロールパネル
コントロールパネル Leetro社製。MPC6516用のパネル


周辺機器
購入した中華レーザーには、本体の他下記の機器がセットになっていた。
  • 冷却装置
  • エアーポンプ
  • 送風機


次回は、トランスが届き次第、動作のレポートを書こうと思う。乞うご期待!

2013年1月19日土曜日

3Dプリンターの印刷サービスで印刷できる素材

3Dプリンターの普及に伴い、3Dプリンターで印刷を代行する業者も増えてきている。その中でも、世界でもトップクラスの3Dプリンターをそろえ印刷業務をおこなっている会社として、ベルギーのMaterialiseや、フランスのsculpteoなどがある。

この手の印刷サービスは、ヨーロッパで様々な試みが行われており、一流デザイナーと組んで印刷サービスをおこなうFOC(Freedom Of Creation)などが有名である。

scupteo
http://www.sculpteo.com/en/
scupteoで、印刷可能な素材はプラスチップ、Alumide、銀、合成樹脂、そしてセラミックである。

materialise
http://i.materialise.com/


scupteoで、ポリアミド、Alumide、合成樹脂、ABS、石灰、セラミックに加え、金属系も印刷可能である。金属は、銀、真鍮、ブロンズ、ステンレスが印刷可能である。

金属系の印刷は、ドイツのCONCEPT Laser社の3Dプリンターが利用されている。CONCEPT Laser社の3Dプリンターは、金属の3D印刷が可能な機械になっており、ヨーロッパでは、アクセサリーデザイナーなどがアクセサリーの試作などで利用している。


ヨーロッパで、金属印刷が発展している背景には、このCONCEPT Laser社の印刷機の存在がある。ヨーロッパの一流のデザイナーと連携する事で、OnDemandのアクセサリー市場が発展しようとしている。

FOCのデザイナーの作品
http://www.freedomofcreation.com/





2013年1月18日金曜日

Roland DG STIKA SV-8を使用したステッカー制作のチュートリアル

1.PC-カッティングマシンの接続
PCにドライバをインストールし、ドライバの指示に従って専用USBケーブルでカッティングマシンとPCを接続します。
ドライバおよび付属ソフトの動作のためのシステム条件は、Windowsの場合、Windows 98 SE/Me/2000/XP。Macintoshの場合はMac OS 9以降(Adobe Illustrator 9/10/CSが正常に動作する環境であること)となっています。

2.カッティングデータを作る
付属ソフトの「Roland CutStudio®」を使い、 文字や図形を組み合わせてデータを作ります。
「Roland CutStudio®」では文字の入力や基本図形の制作、ベジェ曲線を使っての図形制作などを行うことができます。

BMP/JPGファイルを読み込み、輪郭データからカッティングデータを制作することもできます。BMP/JPGファイルからカッティングデータを制作する場合、輪郭を抽出しやすいよう、連続階調を含まない白黒2値画像を用意しましょう。

また、解像度は300dpi(紙面印刷用データ大)程度を目安に制作すると、きれいにカッティングすることができます。


MacOSでデータを制作する場合、「Adobe Illustrator」のプラグインとしてカッティングガイドを使用することができます。








また、Roland CutStudio®に直接Adobe Illustratorのaiファイルを読み込ませることもできます。aiファイルはAdobe Illustrator ver.8のファイルのみ読み込むことができます。


カッティングマシンは図形のアウトラインを認識してカッティングしますので、画像の上では重なって一つのオブジェクトに見えていても、内部に図形同士の個々のアウトラインなどがある場合、そのラインもカッティングされてしまいます。複数の図形を組み合わせて一つのオブジェクトを作る場合は、図形の重なりの部分がカッティングされないよう、結合してからカッティングしましょう。

オブジェクトの一番外側のアウトラインを複製し、3px分程度拡大した物をオブジェクトの外側に配置しておくと、カッティング後にシートの不要部分をはがす作業がスムーズになります。

stika SV-8の場合、使用できるシート幅は200mm〜215mmですが、カット範囲幅は中央160mmの部分のみですので、データ制作時は横幅160mmに収まるようにし、左右に余白を20mmほど設け、合計で幅200mm程度になるようにします。




3.シートのセッティング
シートのセッティングはマシンの電源を切った状態で行います。
シート送りシャフトの右端についているシートアジャストレバーでシート送りシャフトを持ち上げ、カッタープロテクタとシート送りシャフトの間にシートを挟み込み、本体のガイドラインとシートの左端が平行になるように、本体左手側にあるシート送りノブでシートの角度や位置を調節します。シート上端の位置は、カッターシャフトの真下に位置合わせのためのガイドラインがあるので、そのラインに平行になるように合わせます。
角度などの調整が終わったら、シートアジャストレバーを戻し、シートを固定します。



stika SV-8の場合、幅200mm~215mm、長さ1100mm以下、シート部分の厚みが0.1mm以下、台紙を含めた厚さ0.3mm以下の塩化ビニールシートが使用できます。データ制作時はカッティング範囲などを考慮し、左右20mm、上下30mmほど余白を取るようにしましょう。


カッターの刃先量は、刃先量=シート部分の厚み+台紙の厚み/2 の寸法を目安に調整します。
カッティングした際に、台紙にうっすらと線が入る状態が最適です。これより刃先量が多いと、カッティングの際に台紙やカッタープロテクタに刃先が当たり、刃先やカッタープロテクタの消耗を早めます。

4.カッティング

本体右側面にある電源ボタンを押し、電源をオンにします。カッティングキャリッジが左端まで動いたあと、電源ランプが点滅から点灯に変わると本体側の準備は完了です。


Roland CutStudio®のメニューから[カット]を選択し、設定ダイアログのプリンタ名にSV-8を選択します。


プロパティからカッティング範囲の調整ができます。デフォルトではA4サイズのカッティング範囲が指定されているので、図形の縦の寸法がA4以上の大きさの場合はカッティング範囲を調整しましょう。これをしなかった場合、指定されたカッティング範囲のみがカットされ、カッティング範囲からはみ出している部分はカットされません。


カットダイアログに戻り、[OK]ボタンをクリックすると、カッティングが開始されます。


カッティングが終了し、カッティングキャリッジが左端に移動したら電源ボタンを押し、本体の電源をオフにします。
電源ランプが消えていることを確認し、シート送りノブを回してシートを取り外します。


カッティングの途中で本体の電源をオフにすると、カットを中断することができます。ただし、一時停止/停止した部分から再開することはできません。

本体の電源ランプが点灯している状態で、電源ボタンを2秒以上長押しすると、テストカットモードになります。刃先量の調節などを行う時に利用します。

5.シートを貼る
カッティングされたシートの不要な部分を剥がします。細かい図案は先の細いピンセットや針などを使うと作業がスムーズに進みます。この他にカッターナイフやデザインナイフなど、クラフト作業に必要な道具を用意しましょう。


不要部分を剥がし終わったら、アプリケーションシート(転写用シート)に転写します。
アプリケーションシートは粘着力、シート素材によって数種類販売されています。用途によって選択してください。
強粘着力のシートを使用する場合、貼付ける物によっては塗装が剥がれる場合があります。


貼付ける対象になる面をよく拭き、油分やほこりを取り除きます。
対象面にアプリケーションシートごとシートを貼付け、上から押し付けます。この時、スキージなどを使用するとシートをきれいに貼ることができます。


対象面にシートが貼り付いたことを確認して、アプリケーションシートをゆっくり剥がします。細かい図案の場合はアプリケーションシートごと剥がれてしまうことがあるので注意して作業しましょう。


シートと貼り付け面の間に空気が入って気泡ができてしまった場合は、針で気泡を潰し、空気を押し出してシートを密着させます。



シートによって、屋外用や屋内用、耐用年数の長短などがありますので、用途によって選びましょう。

 Roland DG STIKA製品ページ
http://www.rolanddg.co.jp/product/cutting/cutting/sv-15_12_8.html

 Roland DG STIKA特設サイト
http://www.rolanddg.co.jp/stika/index.html